こんにちは、(医)広伸会グループの歯科衛生士Yです。
今日は「プラークコントロールってなに?」というテーマでお話しします。
長い横文字だし、なんだか難しそうに聞こえるかもしれませんが、実は毎日の歯磨きと深い関係があるんです。
まずプラークとは、歯の表面につく白っぽいネバネバした汚れのこと。これは食べカスではなく、細菌のかたまりなんです。
食べ物の残りカスをエサにして、細菌がどんどん増えていくと、歯の表面にプラークがたまります。このプラークが虫歯や歯周病の原因になります。
そしてテレビCM等でよく聞くプラークコントロールが何かというと、
プラークコントロール=プラークを減らすこと!お口の中のプラークを毎日きれいに取りのぞくことなんですよ。
プラークコントロールでやることはシンプル!3ステップでご紹介します!
①正しい歯みがき(ブラッシング)
➁デンタルフロスや歯間ブラシの使用
③定期的な歯科検診やプロによるクリーニング
つまり、自分でできるセルフケアと、歯科医院でのプロフェッショナルケアの両方が大事ということなんです。
だけど、どうしてそんなに大事なのか分からない方もいますよね…プラークを放っておくと、こんなことが起こります…代表的な3つの症状は…
.虫歯になる
.歯肉が腫れて血が出る(歯肉炎)
.歯を支える骨がとけてしまう(歯周病)
特に歯周病は気付かないうちに進行してしまうことが多く、大人が歯を失う原因の第1位です。歯周病ってサイレントキラーと呼ばれるよほど、自覚症状が無く、静かに進行していきます。自覚症状が出る頃には歯周病がかなり進行していたということもめずらしくありません。
虫歯や歯周病を防ぐ、今日からできるプラークコントロールのコツは…
・歯磨きは1日2回、1回3分を目安におこなう
・夜寝る前の歯みがきは特に丁寧にする
・デンタルフロスや歯間ブラシも使う
・定期的にに歯科でクリーニングをする
最初から完璧を目指す必要はありません。少しずつでいいので、自分に合った方法でプラークコントロールを習慣にしていきましょう!
毎日のちょっとした習慣で未来の歯を守ることができます。
「めんどくさいな…」と思う日もあるかもしれませんが、5年後、10年後に自分の歯でしっかり食べられるように、今できることを続けていきましょうね!