
こんにちは!(医)広伸会衛生士の吉田と申します。
今日は「認知症の日」についてお話ししてみようと思います。毎年9月21日は「世界アルツハイマーデー」日本では「認知症の日」といって、認知症のことをみんなで考える日です。
認知症と聞くと「脳の病気だから歯とは関係ないでしょ?」と思うかもしれません。でも、口の中の健康と認知症は繋がりがあるんですよ。例えば「よく噛むこと」が脳に刺激を与え、認知症の予防になるという話もあります。
歯が無くなってしまうと噛む力が弱くなり、脳への刺激も減少します。
だからこそ、しっかり噛める状態を保つことがすごく大事というわけなんです。毎日の食事で「しっかり噛む」というのは、脳を元気にする効果もあるのですね!
そして、認知症にも色々なタイプがあり、「アルツハイマー型認知症」は一番多く、物忘れが進んでいくタイプです。他には「血管性認知症」といって、脳の血管が傷ついてしまうタイプもありますし、「レビー小体型」や「前頭側頭型」といった種類もあるんです。どれも特徴や症状がちょっとずつ違うんですよ。
認知症は予防することがすごく大切で、そのためには運動したりバランスのいい食事をしたり、よく寝たりすることがポイントです。でも歯科として、忘れてはいけないのが「よく噛んで食べる」こと。
それから、お口の中をきれいに保つこともすごく大事です。歯磨きをしっかりして、細菌(プラーク)を溜めないようにすることが、認知症リスクを下げることにも繋がると言われています。
「認知症の日」をきっかけに、「よく噛んで、しっかりお口のケア」をしてみましょう!そして、周りに認知症の方がいらっしゃる場合は、理解を深めるきっかけになると良いですね。